公立種子島病院より

種子島南部圏の中核病院として、離島で生きる人々の健康を支える医療品質の向上に、精進しております。

中種子町(なかたねちょう)について

中種子町について

公立種子島病院の経営母体は、南種子町・中種子町です。種子島中央部の町「中種子町」についてご紹介します。

中種子町の概要

中種子町は、鹿児島県大隅半島南端から約40キロメートル南に位置し、北は西之表市、南は南種子町に隣接、東は太平洋、西は東シナ海に面しています。東西6~9キロメートル、南北22キロメートルで、総面積は137.18平方キロメートルです。 一般に緩やかな丘陵をなし、北部は山林地帯が多く、最も高い山が標高282メートルです。中央部から南部にかけて比較的平坦で、耕地が多くなっています。 地質は第三紀層に属し、砂岩と粘板岩の互層です。西海岸沿いは沖積砂土地帯もありますが、火山灰の層も多く、酸性の強い土壌です。

基本項目

以下の数値は、令和4年1月末現在に基づくものです。

人口 7,615人
世帯数 4,145世帯
面積 137.18㎢

主な年中行事・イベント

※新型コロナウイルス感染症対策のため、リモート開催や中止・延期となる場合がございます。

例年 5月 ちびっこふぇあ
  〃  7月 海水浴場の海開き
  〃  8月 よいらーいき祭り
  〃  10月 ふるさと交流親善ゴルフ大会、町民体育祭、中種子町相撲大会
  〃  11月 中種子町農林漁業祭、町民文化祭、町内駅伝大会

主な観光スポット

雄龍・雌龍(おたつ・めたつ)の岩 ある嵐の夜崖崩れにあい海に投げ出された、達五郎・達江という夫婦の生まれ変わりの岩という伝説があります。
男淵・女淵の滝 この滝は、上下二連で上を男淵、下を女淵と呼びます。淵全体も明るく、高地のない種子島では珍しい滝で、渇水期でも滝水が止むことはないといわれています。
長浜海岸 中種子町の西側にある、全長12キロメートルに及ぶ島内最大の砂浜です。毎年5月~8月頃、ウミガメが産卵のため上陸することが有名です。
日本一の大ソテツ 推定年齢600年以上で、豊受神社境内にある日本一の大ソテツです。高さは7メートル、樹の長さは10メートル、根回りは2メートルあります。
馬立(またて)の岩屋 犬城(いんじょう)海岸の北端にある洞穴で、長い年月の波の浸食によって作られたものです。南種子町の宝満の池につながっているという伝説もあります。
熊野海水浴場 エメラルドグリーンと白いビーチがまぶしい、中種子町で唯一の海水浴場です。
矢止石(やどめいし) 律宗を信教していた坂井村の領主、日高左京之進が、法華教を広める日良上人めがけて放った矢が、上人には当たらず、全てこの石に当たるばかりであったと伝えられています。

主な特産物

農産物 安納イモ・ブロッコリー・スナップエンドウ・タケンコ(にがだけ)・タンカン・ポンカン・マンゴー・パッションフルーツ
水産物 トコブシ(ナガラメ)・イセエビ・カマス・塩トビウオ・地ダコのみそ漬

 

タケンコ(にがだけ) 春と秋の2回採れます。アク抜きしなくても調理ができ、あっさりとした味わいが特徴です。みそ汁・煮付け・天ぷら・つくだ煮などメニューは豊富です。(学名:リュウキュウチク)
ツノマキ 餅米を灰汁に長時間ひたし、ダチクの葉で三角巻きにして煮たものです。昔から保存食や祝い事に作られています。中国から伝わったものです。
カカラマンジュー 縁起物やおやつに作られます。餅米の粉にヨモギと砂糖を入れて練り、カカラの葉に包んで蒸したものです。